尼将軍の身だしなみ

旧東海道、保土ヶ谷本陣跡近くに、「金沢・鎌倉道」という、丘に上る急坂がある。
ここは昔、金沢、鎌倉、弘明寺に通じる重要な道であった。
この坂の途中にある井戸は「御所台の井戸」と呼ばれ、
北条政子がここへ立ち寄ったときに、この水を化粧に使ったといういわれがある。

現在は菊やサルビアの花が彩りを添え、縁台などが置かれているが、
さらさらと水の流れるその井戸で、旅に疲れた政子が、
かがんで頬を冷やす姿が目に見えるような気がする。
またここは、大名たちが、軽部本陣に休泊した際、
この水を食事用にたびたび使ったという、由来ある井戸でもある。
住所:保土ヶ谷区岩井町
アクセス:JR保土ヶ谷駅から徒歩7分
−横浜歴史−



