サンタクロース
サンタクロースが真夜中にこっそりと煙突から現れて、靴下の中にプレゼントを投げ入れていく伝説は、実は実在した人物の話に由来しています。その人物の名前は「聖ニコラス」。
4世紀の小アジアのミュラ(現在のトルコのデムレ)で司教をしていた人です。聖ニコラスは貧しい人や子供達、弱い人のために常に施しをしていたため、多くの人々に慕われていました。
聖ニコラスが、ある真夜中に密かに煙突から投げ入れた施しの金貨が、偶然にも暖炉に干していた靴下に入り、翌朝それに気が付いた者が人々の間に広めた噂話しと、当時の贈り物をする習慣とがいつしか結びついて、伝説の由来となっていったと考えられています。ちなみに「サンタクロース」という呼び名は、聖ニコラスを意味するオランダ語が英語に転じる時に変わったものです。
トナカイとサンタクロース
サンタクロースがプレゼントを配るときに乗るソリの引き手は8頭の「トナカイ」。「真っ赤なお鼻の~♪」の童謡でも有名ですが、この「トナカイ」は実はシカの仲間です。
「カリブー」と呼ばれるアラスカやカナダに住む野生種と北欧やシベリアに住む家畜化された「レインディア」に分かれます。雪氷圏に広く生息しており、よく群れをなします。シカの仲間では唯一オス・メス両方に角があり、毎年生え変わります。トナカイは大昔から、肉は食用に、毛皮は毛織物や防寒布、テント作りに、角は薬、そしてソリ引きにと、人々の生活には欠かせない存在でした。サンタクロースを乗せるソリにトナカイが選ばれたのは、この地方の人々に深く親しまれ、優れた家畜だったためかもしれません。
赤いサンタクロース
トナカイが引くソリに乗って空をかけめぐる、白いあごヒゲと太っちょで真っ赤な衣装のサンタクロース。袋いっぱいのおもちゃを背にかつぎ、家々の煙突からドスンと降りてくる、そんな愉快なイメージが生まれたのは、 19世紀の初め、アメリカの神学者クレメント・クラーク・ムーア教授※1が、クリスマスイブの日に子供達に語った一編の詩と、20世紀のコカ・コーラ社の広告用ポスターからでした。
ムーア教授の「聖ニコラスの訪問」という詩は、その後、口コミから地方新聞に掲載され、一般に公表されると人々に大きな衝撃を与えました。アメリカ国内での人気は群を抜き、主役のサンタクロースはひっぱりだこです。
中でもコカ・コーラ社はハッドン・H・サンドブロムというアーティストを起用して、襟や袖に白い毛皮の縁取りをあしらい、コカ・コーラのコーポレートカラーである赤いスーツを着た体格の良い、愉快な老人がコカ・コーラのビンをラッパ飲みしているイラストを、アメリカ中の看板、雑誌、商品のカウンターに登場させました。
それまでは、地方地方で衣装が違っていたサンタクロースも、これ以降は赤い服のイメージで統一され、世界中に定着していったのです。
-0033ワールドナビ-
中秋の名月
中秋の名月を説明するには旧暦の説明をしなければなりません。
明治6年に現在使用されている新暦が誕生するまでの間に
使われていたのが旧暦ですが、旧暦では月の満ち欠けを使って、
月と日付を決めています。つまり、新月となる日が
その月の1日となるのです。その後、月齢が増えて月が太っていくと
ともに、日付の方も2日、3日と増えていき、満月になる頃が
15日となります。その後は月は細っていき、次の新月となる日に
新しい月に変わります。
先に旧暦8月15日には満月に近い月が見えると書きましたが、
実際には中秋の名月が必ずしも満月であるとは限りません。むしろ、
満月でない年の方が多いといってもよいでしょう。
これは月と地球の公転軌道の関係で、新月から満月までの日数が
15日とは限らないために起こります
中秋の名月を見よう
中秋の名月はほぼ満月に近い月ですが、
満月頃の月は太陽が西の空へ沈む頃、東の空から顔を出してきます。
ですから宵の空でお月見をしようと思えば、
東から南東にかけての方角が開けた場所で見るのが良いでしょう。
もっとも、月の出から少し時間が経てば月の高度が上がってくるので、低い障害物ならあまり影響を受けなくてすみます。
双眼鏡や天体望遠鏡で見ると、満月なのでさぞかしクレーターが
たくさん見えるかと思いきや、満月頃の月はクレーターを見るのに
適していません。でも、なぜ?
それは、満月頃の月は正面から太陽の光を受けるので影ができにくく、立体感がなくなってしまうからです。クレーターを見るのなら、
クレーターの縁に影ができる三日月や半月頃の方が適しています。
ちょっと残念ですが、日を変えてご覧になるとよいでしょう。
酒を飲みながら、おだんごを食べながら、あるいはごろ寝をしながら、見方はさまざまですが、この機会に名月を眺めながら少し風流な気分を味わってみるのはいかがでしょうか
-中秋の名月より-
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「天高く馬肥ゆる秋」
天を地球の回りにある空気の部分と仮定すると、
暑い太陽光線を受けて空気が膨張する夏が最も高く、
冬に低くなるので、秋は中ぐらいの高さといえる。
それなのに、秋の空が高いと言われるのは、
夏の間の湿気の多い空気に変わって、
大陸育ちの乾燥した空気が日本を覆い、
視界が良くなるために空が高く見える。
「天高く馬肥ゆ」は中国北西部の農民の諺で、
秋になると馬に乗って略奪にくる蒙古人を恐れていた。
夏の間放牧していた馬が、たっぷり草を食べて肥ってくる
秋のころになると、農民たちは蒙古の襲来に対する警戒心を
呼び起こすために、馬肥ゆを引用したと伝えられている。
ところで、秋になり馬や牛、鶏などが肥えるのは好ましいことだが、
人間も太る傾向がある。実りの秋には新米や、さつま芋、果物類梨、
ぶどう、柿、栗、りんご、みかんなど糖分たっぷり、小松菜、大根、
きゃべつ、魚類ではサンマ、イワシ、サケ、サバなど秋の味覚が
食欲を誘う。
更に、秋は気温の低下とともに湿気の低下と空気も心地よく
夏バテからも回復する。一年中で最も良い季節である。
秋は日が短くなり、地面が冷えてくる、
そして、大気の状態が安定し、強い風も吹かない。
また、台風や秋の長雨の後で、地面は湿っていて、
ちりやごみが立ちにくくなっている。このため秋の空は、
一年のうちで一番澄んで青く見える。
この次に冬到来、春、夏の順で空が変化する。
きれいな大気を大切にしたいものである。
-秋の言葉より-
今日から9月、涼しい朝の始まりでしたが、
食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋と(^m^ )クスッ
みーんなで存分に楽しもうね♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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梅雨が明けましたぁ!!!
ながーい梅雨がやっと明けて、いよいよ夏本番ですね。
平年よりも8日から11日遅い梅雨明けになりましたが、
体調管理もしっかりとしながら、
残り少ない夏を思う存分楽しんで過ごせるようにしましょうね。
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